三谷幸喜「ステキな金縛り」。アマゾンプライムに上がっていました♪久々に見ると良いですね!
三谷幸喜「ステキな金縛り」がアマゾンプライムに上がっていました。久しぶりに見て、すごくよかったので懐かしさも込めてこの映画の話について書きたいと思います。
2011年の作品。今から7年も前。劇場まで行った記憶があります。海外でリメイクもされたようで、当時は結構話題になったように思います。
あらすじ
宝生エミ(深津絵里)は失敗続きで、もう後がない弁護士。
最後のチャンスとして、担当させてもらったのは殺人事件の弁護。
被告はその時間に何をしていたかと言うと「一人部屋で、金縛りにあっていて動けなかった。落ち武者の幽霊がずっと自分にまたがっていた」と話す。被告の無実を証明するには、その幽霊に証言台に立ってもらうしかない!?
宝生エミは、落ち武者の幽霊・更科六兵衛(西田敏行)を探し出し、証言台に立ってもらうことに。前代未聞の幽霊裁判が始まった。
見所:ちょいちょい挟まれる小ネタがたまらない。
・落ち武者の幽霊は見える人と見えない人がいる設定。ほとんどの人が見えないため、更科六兵衛を連れてタクシーに乗って会話してると、運転手が自分に話しかけらていると勘違い。ちょいちょい会話に混じってくる。(タクシードライバー役が、おでこが禿げ上がった生瀬勝久。禿げネタでこの人を持ってくるとは、キャスティングが素晴らしい)
・裁判所に証人申請する際に必要な写真をとる。その際には前に人がいないと撮れない。(いわゆる心霊写真を撮って提出。いやいや、心霊写真を証人の写真として提出とかありえん)
・幽霊なので、日が落ちないと現れない。裁判の開始時刻と合わせられず、困っていた所に、先輩弁護士・速水悠(阿部寛)が、「俺に任せろ!」と裁判の途中で披露したのは・・・「タップダンス」。3分も持ちませんでした。
・当然、幽霊は裁判長に見えません。どうやって証言したかと言うと、フエラムネみたいなお菓子。幽霊は息を吹きかけることだけはできる。そこで、フエラムネを活用して、はい、なら1回鳴らす。いいえなら2回鳴らすとルール決め。大真面目に大人たちが、フエラムネの回数に歓声を上げる。
1つ1つの小ネタが効いていて、しかもそれがちゃんと伏線もあって出てくるので、面白さと感心で見入ってしまいます。
口コミ評価
プライム上では星4.5くらい出ていました。高評価なのも頷けます。
三谷作品、苦手だったんですが、これは楽しめました。
笑ってばかりでもなく、泣かされました。
録画していたこの映画、ようやく見ました。
楽しかった!
深津さん、西田さん、中井さんが素晴らしいのはもちろんとして。次々と登場する豪華キャストからも目が離せず。
いっぽう、この映画のノリが合わない人も。
自分も三谷ファンですが、今作はいまいちだなぁと正直思っていました。総じて評価が高い人も多く納得できていませんでした。
幽霊が一部の人にしか見えないという設定の時点で、ネタの多くが予測できてしまう点。
ファンタジーなので、なんでもありなボケが多い点。マジックアワーは腹を抱えて笑ったんだけどなぁ。
どこで見れるの?
Amazon Primeでももちろん見れますし、U-nextなんかでもアップされているようですね。
まとめ
SNSの流行もあって、世の中の情報の量が増え、流行ったとしてもすぐに他の新しいものが出て埋もれていってしまうって言いますよね。一度話題になって盛り上がったとしても、一過性で継続もしない。映画なんて最たる例だと思うんです。
でも、こうしてたまに古い好きな映画を見返すと、流行や話題なんかとは関係のない面白さがある。埋もれていったけれど、良いものって世の中にはまだまだたくさん溢れているように思います。
時には、当時のことを思い出しながら、好きな映画を見返す時間を持つのもまた良い休日の過ごし方なのではないか、そんな風に思いました。
でわでわ、この辺で。