交流会という名の「飲み会」がことごとく、苦手。
上司の上司から同業種の人が集まる交流会に誘われた。
交流会という名の飲み会だ。セミナー+懇親会で構成されたプログラム。その時の心境は”ジャイアンリサイタルに誘われたのび太”の気持ちである。予定を確認します、というのが精一杯だった。
想像して欲しい。コミュニケーション能力が乏しい自身にとって、こうした飲み会の気まずさは、”できすぎくんと静香ちゃんが仲良くしているのを遠目にみるのび太”のような心境だ。話しかけたいけど、できない。できれば立ち去りたい。気まづい。
いかにして断るか。私の頭は急速回転を始めた。
ラッキーだったことに、自身以外にも行く人がいた。これはしめた!方針は決まった。あとは心を込めて断り文を書いた。
・その時期は忙しい
・行きたいが、急に行けなくなることもある、急なキャンセルになってしまうと申し訳ない
・行く人に内容をシェアしてもらうようお願いした
断り文を書きながら、以前ブログで読んだ10,000人に一人の無能というお話を思い出していた。一般的には、10人に一人の特技と、10人に一人の他の技能を組み合わせていくと、100人に一人の人材になる。だがその反対もあるのではないか?という話しだ。
自身も10人に一人の人見知り、10人で一人の引っ込み思案と、マイナス要素を掛け合わせると、100人に一人のダメ人間要となっている。
断り文を送ると同時に、出た結論。のび太だって100人に一人のダメなところがあっても、すぐに眠れる能力だったり、純粋で人に愛される性格だったり、道具をことごとく使いこなせない能力だったり、とにかくたくさんの側面がある。自身も、たくさんの側面のうちの一つ、つまり愛嬌の一つと思って、せめて前向きに自分の選択を肯定しておこうと思った。