OLお仕事日記

日常のこと、副業のこと、お仕事のこと、つれづれと書いています。

ブラック企業とホワイト企業の差を考える

1週間ほどブログを書けなかったので、今日は思うことを書きたい。

 

「できる人ほど仕事が回ってくるので、新しい環境でも頑張ってください」

前の会社を退社するときに上司から言われた。

仕事がある程度できるようになってくると、自分のことだけでなく人のことも依頼されて、そしてそれを引き受け続けていくと気づけば自分の仕事量が多くなりすぎてアップアップになっている、ということを指している。

その言葉をもらったたおかげで、そんな状況にならないように今の会社では注意してきた。

「これをお願いできませんか?」

「期限はいつですか?でしたら、自分だと着手するまでに時間がかかるのですが大丈夫でしょうか?●●さんは今手が空いていると聞きました。」

華麗なるノールックパスである。

 

「やらないことを決める」「断る」「優先順位の低いものは先に伸ばす」サクサクと断ってきた。

 

だが、下町ロケットの佃製作所をみていて、あの何でも前向きに取り組む姿勢に驚かされる。

「3日寝ないで仕上げました!」(阿部ちゃんウルウル)「良くやった!」

(いやいや、ブラックすぎるやろ)

小説の中のこととは言え、ブラックとベンチャーでどうしてここまで違うのか。考えてみると、理由は大きくは2つあるのではないか。

 

1仕事へのスタンス

 自分でやっているか、やらされているかの気持ちの違い

2生産性の高い仕事かどうか

 機械が代わりにできる仕事ではなく、人にしかできない生産性が高い仕事かどうか

 

自分が好きで取り込んでいる仕事は楽しい。それこそ時間を忘れて取り組んでしまう。そうすると、多少労働時間が長くてもやっぱり楽しいように思う。そう思うと1のスタンスの違いは大きい。

 

そして、2の機械ができる仕事かどうか。生産性が高いかどうかについては、実体験での感想である。

今は別部署のお仕事を手伝っているが、驚くほどエクセルが使えない人が多い。だからエクセルの計算式を組めば時短できるのものが結構ある。前任者の話を聞くと、一個一個自分で計算して手入力していたのだそうだ。

例えるのなら、洋服を洗濯するのに洗濯板を使っているような感じである。

 

エクセルを組めば1日で終わる資料を2週間かけて作っていた。これは生産性が高くなる努力をしない場合、単純に時間で解決しようとしてしまう例だ。

結果、資料の提出は遅くなるし、他の業務も滞るし、時間もかかるし、できたものの質が普通なので誰からも褒められず、ブラックまっしぐらである。

 

どうやったら早く終わるのか、裏技はあるのかを考えて早く進めること。そして自分が苦手分野だったら、処理が早い人に渡してしまうのもいいと思っている。

 

そんな風に1・2を思いながら全体最適を推進し仕事をしてきたが、その弊害がで始めている。

人からノールックパスが飛んでくるようになってしまったのだ。ああやってしまった。自分だけの裏技にしておけばよかった。

ドッチボールのように、これを如何にして華麗に避けるのか、はたまた豪速球を投げてみるのか、今年のメインテーマの一つになりそうだ。