OLお仕事日記

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映画「サバイバルファミリー」は誰と見ても楽しめる作品でした

ゴールデンウィークにオススメの映画と聞いて、早速見てみたのが「サバイバルファミニリー」。アマゾンプライムに上がっている映画なので、プライム会員なら無料で見ることができます。

 

▼どんな作品なの?

サバイバルファミリー

ウォーターボーイズ」「ハッピーフライト」の矢口史靖監督が、原因不明の電気消滅によって廃墟寸前となった東京から脱出した一家の奮闘をコミカルに描いたサバイバルドラマ。東京で暮らすごく平凡な一家、鈴木家。当たり前のように電化製品に囲まれた生活を送っていたある日、電気を必要とするあらゆるものがなぜか使えなくなり、東京は大混乱に陥ってしまう。交通機関や電話、ガス、水道まで完全にストップした生活に人々が困り果てる中、鈴木家の亭主関白な父・義之は、家族を連れて東京を脱出することを決意するが……。

 どこが面白いの?

そもそも設定が面白い!

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鹿児島まで自転車で目指す


「ある日突然、急に電気・電化製品が一切使えなくなったら、どうするのか」テレビも携帯も、電池でさえも突然使えなくなります。この設定だけでも面白そうですよね。

デスノートや東京喰種のようなパラレルワールド的設定ではなくて、東京にすむ普通の家族が主人公で、ドキュメンタリーのように描いています。水を盗まれたり、銀行で現金を引き出そうと長蛇の列ができたり、一つ一つがとてもリアルなんです。

自分だったらどうするのか?また、当たり前になっている電気が、いかにありがたいことなのかを考えさせられました。

 

・お金じゃない価値観

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農家を手伝い、食を得る

東京から鹿児島へ避難を決意し、一家は自転車で鹿児島を目指します。途中で食料や自転車を手に入れるのですが、立ち寄った米屋さんでは「食べ物か飲み物と交換じゃないとダメだよ。何に役立つっていうの?」と、ロレックスの時計や高級車を差し出されても、お米を渡しません。お金は相手が同等の価値があると思って初めて価値があります。どんなにお金を積まれても、食べものでなくては生きていけません。

一家はなんども食べ物がなくて飢え死にの危機になりますが、お金ではなくて「人の情け」だったり「知恵」がお金以上の価値となってピンチを乗り切ることができます。

 

・小日向さんがいい味を出している

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火起こしができない父親、それを冷たい目で見る息子

小日向文世さんほど、ちょっとダメなお父さん像がハマる人はいないと思っています。笑 この映画でも、一家の大黒柱として家族を支えようとするのですが、火を起こすことができない、人のせいにする、ひがむなど何とも人間らしい一面が出てきます。途中川に流されてしまったシーンでは、長男が小日向さんの形見としてつけていたヅラを拾ってくるシーンがありました。悲しいけど笑いが出てきました。こんな役がハマるのは小日向さんくらいではないでしょうか。

まとめ

サバイバルファミリーは、一人でみても、家族でみても、恋人とみても間違いなく楽しめる映画でした。

電気・電化製品が突然使えなくなったらどうやって生き残るのか?見た人全員が考えさせられます。それこそが映画の意図だったのだと勝手に思っています。また、見終わった後に振り返ってみると、ただどうやって生き残るのかを考えさせることだけではなくて、「何が自分にとって一番大切なのか」を災害時だけでなく、常に考えて行動・選択することが大切なんだと言っているようにも感じました。

あなたにとって一番大切なものは何?最後まで貫けた時に、ある時は思い出に、ある時は絆に変わるのかもしれません。