分からないことを「分からない」って言えること
新米デザイナーさんからこんなお話を聞きました。
「自分よりも経験がある人たちとお仕事をするにあたり、まず言っていることを理解する、そして納得できるレベルのもにすることに必死でした。何通りもデザインを作って、近いもの・良さそうなものをブラッシュアップして、自信作ができたと思ったけれど、さらに上を求められました。」
結果すごく素敵な制作物に仕上がったそうです。
どの分野にも、自分より経験のある人と仕事をする機会がありますが、クリエイターに近いお仕事であればあるほど、ごまかしが効かず、ガチンコの実力でぶつかることになると思うのです。で、結果、上手くいった時に、自身であれば「なんかうまくできた、よかった」「●●さんのおかげで上手くできた」と浅ーい感想を言うと思います。
だから出来上がった時に、その時の苦労も含めてはっきり言語化できること(=分からないことをはっきり分からないって言えること、そして食らいついていくこと)は、その人の表現力が高いからできるのだと感じました。
こう言う時、同じ出来事でも毛穴むき出しで何倍も感じとっていて、さらに表現ができる人を見ると、何とも言えない劣等感を感じます。(これ自分だけ?)感じ取る力と、伝える力を高めたいと思ったお話でした。