仲介手数料無料、そのカラクリを考える
昨日URのお話を書いたので、引き続き賃貸について書きますね。
今って物件をネットで調べて内見の予約を入れたり、内見をしなくてもVRで中をみれたり、とどんどん不動産屋さんの価値が減っているのではないかと思うんです。
なのに変わらず仲介手数料って家賃の何万円もかかりますよね。
だから「仲介手数料ってもう無料でいいんじゃない?」って思っていました。
すると本当に無料のサービスが出ていました。(笑)
独自のAIによる業務プロセス最適化システムを開発し、さらに(1)お客様による物件持ち込み、(2)内見なし、(3)IT重説の導入によって来店不要でかつ仲介手数料が最大無料*1の『仲介手数料最大無料ちゃん』を企画・開発しました。
realestate-marketing.misosil.com
これによると、住みたい家が決まっていて大家さん側からもらえれば、仲介手数料が無料と言うこと。内見はVRで行い、重要事項の説明はテレビ電話で行います。
地方に住んでいて東京で家を決めるにはぴったりのサービスですね。
この大家さんから手数料をもらうのは、あまりピンときませんよね。実は仲介業者は大家さんと入居者からいずれか、もしくは両方から手数料をもらうことができます。
大家さんから見ると入居者を決めなくては収入になりませんから、仲介手数料が相場より高くても早く決めて欲しいってなります。入居者からすると初期費用を抑えたいもの。なので入居者の負担を減らす仕組みは、両者の希望をうまく反映したように思います。
ただし、内見が無い分街の雰囲気が分からなかったり(行ってみるとお墓が近かったり)、お隣さんが変な人だったり、リスクも当然あります。良い面、悪い面を理解した上で活用するのが良いような気がします。