謎の種って知っていますか。
中国から届く謎の種が話題になっています。
見知らぬ相手から謎の郵便物が届き、開けると種が入っているそうです。
最初は「はいはい、種ね。植えたりとかしたらいいのかな?」とニュースを眺めていましたが、どうやらそんな簡単なことではなさそうです。
まず日本に植物を輸入するためには、法律に基づき「植物防疫所」の確認が必要です。
郵便物に合格証印がない場合は、輸入検査が済んでいないため植物防疫所への届け出が必要になります。
種は最初の頃は、毒草が育つと言われていました。いわゆるバイオテロです。
ただ最近では種の解析も進み、毒草の可能性は否定されつつありますが、異なる商品を送りつけて勝手に良かったとレビューを書き込む「ブラッシング詐欺」や「送りつけ商法」ではないかと言われています。
今は覚えのない小包を開けることはまずありませんが、こうしたニュースにちょっとさみしさを感じました。
例えば、小瓶の中に古い地図が入って流れてきたらきっとワクワクして開けたでしょうし、風船に手紙がついて飛んで来たら「誰かが贈ってくれたんだな」と受け取ると思います。
そうした、人から受け取ったものにワクワクすることを利用した事例に感じたからです。日本だけでなく各国に届いているので、被害が出ないよう祈るばかりです。