OLお仕事日記

日常のこと、副業のこと、お仕事のこと、つれづれと書いています。

「ミステリと言う勿れ」が面白い!

『BASARA』『7SEEDS』の田村由美さんの新シリーズ「ミステリと言う勿れ」読み始めました。

無料期間中だったのでちょっと試しに読み始めたら、ハマるハマる。

▼あらすじ

主人公の久能整(くのう ととのう)はボリューミーな天然パーマの髪と仏頂面が特徴的な大学生。友達も彼女もおらず、土日にカレーを作るのが趣味。

 ある日、刑事が訪ねてきて、知り合いが殺されたことを知る。覚えのない状況証拠が次々と見つかり、犯人にされそうになる。罪を着せられそうになっていると悟り、取調室から真犯人を見つける。

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金田一やコナンなど普通の推理モノと近いのかなと思って読んでいたら、主人公の久能整が結構個性的です。草食系のおしゃれ大学生かと思いきや、取調室から語る語る。

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「ペットが亡くなったんですか」

「 ずっと看病していたのに目を話した一瞬に亡くなった?」

「猫なら当たり前ですよ。あなたに死ぬところを見せたくなかったんです。

猫だから見られたくないってのもあるけど、猫は風呂光さんのことが大好きだから見せたくなかったんです。」

「猫に限りませんけどね。うちの母方の祖母も入院中そばに誰かいつもいたのに。

一瞬いなくなったのを見計らったように亡くなりました。

母は嘆いていたけれど僕は祖母の意思だと思う。気の強い優しい人だったから、だから死ぬ前に見られたくなかったし見せたくなかった。それは祖母の・猫の・矜持と思いやりです。」

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事件そのものの謎解きの面白さではなく、久能整の言葉がどれも奥深くてぐさっときます。最初はどの刑事からも疑われていましたが、だんだんと話を聞いてもらえるようになり、自分が無罪である証拠を集め真犯人にたどり着きます。

 

漫画というよりは小説のような感じでしょうか。言葉の力が強くて、細やかな考えが描かれていて。面白いなと思って調べると昨年のマンガ大賞のノミネート作品でした。現在は7巻まで出ています。ぜひ長く続いてほしい漫画です。