「孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきた すごいPDCA」を読みました。
仕事の進め方の本です。孫正義さんの仕事のやり方を徹底的に分析して、自分の仕事に生かせるように考えたノウハウが詰まっています。ダメダメの失敗例に対して「分かる分かる!そういうことってある!」と共感してしまい(笑)一気に読めました。
▼著者
三木 雄信
1972年、福岡県生まれ。東京大学経済学部卒業。三菱地所㈱を経てソフトバンク㈱に入社。ソフトバンク社長室長に就任。孫正義氏のもとで、マイクロソフトとのジョイントベンチャーや、ナスダック・ジャパン、日本債券信用銀行(現・あおぞら銀行)買収、およびソフトバンクの通信事業参入のベースとなった、ブロードバンド事業のプロジェクトマネージャーとして活躍。また、一連の事業を通して「高速PDCA」の土台を構築する。2006年に独立後、ラーニング・テクノロジー企業「トライオン株式会社」を設立。1年で使える英語をマスターするOne Year English プログラム〈TORAIZ〉を運営し、高い注目を集めている。
▼内容
■普通の人が仕事を滞らせている6つの原因
・計画に完璧さを求めること
・一球入魂主義
・期限の甘さ
・数値で設定されていない曖昧なゴール
・検証の中途半端さ
・自前主義
→これを高速PDCAで解決し、結果を出す。
■高速PDCAの考え方
・大きな目標を立てる(週、月単位)
・小さな目標を立てる(1日が原則)
・目標達成に有効な方法をリストアップする
・期限を決めてすべての方法を同時に試していく
・毎日、目標と結果の違いを検証する
・検証をもとに、毎日改善する
・一番優れた方法を明らかにする
・一番優れた方法を磨き上げる
→「実行」と「検証」に力を入れるからPDCAが早い
■高速PDCAで磨かれるスキル
・自分で考える力
・数字を使う力
・ムダがなくなる
・高いモチベーション
・失敗を恐れない力
▼感想
・計画を立てるのに時間を掛けすぎて、実行に移すまでに時間がかかるし、それがだめだったらまた1から次の案を考えて・・まさしく自身がコレです!だからこんなに仕事が遅いのか!と納得しました。(涙)すべての案を同時にしていくことで、可能性を広げて、良かったものに絞るというのは目からウロコの進め方でした。
・大きな目標を達成するために、毎日の目標を仮で立てて、記録をつけて何が良かったのか、悪かったのかを振り返るアクションをとっているお話もすごくよかったです。確かに何となくやっていることは沢山あるので、数値に表しながら改善案を考えていくのは、ぜひやってみたいと思いました。これは趣味の株にも活用できそうです。
孫正義さん関連の本はあまりハズレがないイメージがあります、まさしくこの本は読んでいて前向きになれる本でした。オーディブルでも出ているので、何度か読んで少しでも身につけていきたいと思います。