阪急電鉄の炎上騒動に思うこと
少し前のお話なのですが、阪急電鉄の車内広告が炎上しましたよね。
「毎月50万円もらって毎日生き甲斐のない生活を送るか、30万円だけど仕事に行くのが楽しみで仕方がないという生活と、どっちがいいか。研究機関 研究者/80代」
一般の声
「全部こんな調子だから疲れてる時に見たら普通に吐き気する」
「月30万で低い方なの...?十分じゃね...?と思ってしまった昔はそんくらいだったんだねえ...あれは誰が作ってんの?大昔の人?」
「時代の違う感性だな...」
「ブラック企業あるある的精神論ポスターみたいなのを車内広告で出しまくってるの?」
ここまで話題になった原因は、この文章を書いた人の価値観(バブル期)と、今の価値観とのズレが原因だと言われています。
給料は高い方が裁量権が大きくやりがいのある仕事が多いように思います。30万円という金額はさておき、低賃金で働かせるための企業の思惑とも見えます。やりがい搾取みたいな。
これを素敵な言葉として中吊り広告にするのは、企業の情報発進として適切なのか、もっと慎重であってもよかったのかもしれません。
ネットの声をさらに見ていくと、この阪急の企画に、「地獄のミサワ」があっている、という声を見つけました。
阪急の意識高い系広告、ミサワと合わせたら最高にフィットした pic.twitter.com/tsPl8hcSV8
— tkq (@tkq12) 2019年6月11日
確かに!一周回ってありになった気がします!
確かにぴったりだ https://t.co/3JzxBeD4OOpic.twitter.com/J2ueJcBBXL
— ゾヲン (@ebe_zohn) 2019年6月11日
ちょっとイラっとするイラストがついたお陰で文章のイヤミ感がすっきりしました。
イラっとするものとイラっとするものを掛け合わせると、面白いもの・新しいものになるのかもしれません。
こうした話題を自分ごと化して考えること、どう表現したらよかったのかを想像すること。同じ出来事でも深く考えることができるように思います。
炎上への向き合い方をちょっと変えてみようと思ったお話でした。